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手軽に利用できる愛知 インプラント

ケースの中で多くみられたという、術後すぐのインプラントの脱離というのは、術者のウデによるものか、あるいは、インプラント自体に問題があったかとみていい。 あるいは患者の骨量が足りないにもかかわらず、無理やりインプラントを打つたか、インプラント手術の術式もよくわからないまま、講習会の見よう見まねで適当に手術したか。
そもそも術前診断だってろくにやらなかったのだろう。 または、インプラント表面に人体が異物とみなす何かが付着していたか。
滅菌バッグに入ったインプラントがあると聞いています。 それは何に使っているんですか。

「(新品のインプラントを持ってきて)これがすべてなんですよね」いや、それではなくて、滅菌バッグに入っているインプラントを使っているという複数の証言があります。 「使っているということですか?使ってないですよ。
再利用はしていないです。 インプラント治療をする場合、骨に埋め込むサイズが合わないものは…」サイズが合わないものはどうしているんですか。
「捨てています。 廃棄しています。
再利用することはなくて、ネジ(インプラント)の深さや角度があるんですよ。 それを埋め込むのではなくて、仮のサイズを決める『ゲージ』として使っています。
その後、新品を埋めます。 ですから、再利用しているわけではありません」確認ですが、滅菌バッグに入っているインプラントはあるのですか。
「今はまったくありません」「今は」ということは、過去にあったのですか。 「再利用はしていませんが、過去にはありました。
でも、ゲージとして使っただけです」院内ではどのような過程で滅菌バックに入れるのですか。 またどのくらいあるのですか。
「そんなにない。 2、3本くらいでしょうか」ゲージとして使うことは一般的な方法なのですか。
「うん……、私の独自の方法かもしれません」疑惑の歯医者の説明はしどろもどろである。 これに対して、院内のスタッフは、「手術の補助をしながら見ているのに、埋入しているか、していないか、見間違えるわけがありません」と反論している。
なんでもこの歯医者、地元の歯科医師会でもかなりの問題ドクターだったようである。 患者からの相次ぐクレームに歯科医師会はやむなく脱会勧告を出す。
歯科医師会の方から脱会を言い出すのは、よほどまれなケースである。 挙句の果てに、不正詰求、無資格の歯科助手に治療させたとかで医業停止に保険医取り消し。

にもかかわらず、地元A新聞社、Bラジオ局は広告を止めようとせず、歯科医師会が広告自粛を求めた。 しかし、その後も広告を出し続け、被害は拡大していく。
この歯医者、やることは大胆なのに、滅法打たれ弱い。 保険医取り消しの時には、スタッフの前で首吊り自殺を企てた。
人前で自殺しようなどというのは、そもそも死ぬ気なんてさらさらなく、狂言自殺を決め込んでいるとしか思えない。 そして、今回は、自宅でメスで首を切る。
これだって、仮に医療従事者なら、どこを切ったり、刺したりすれば死ぬか知っているはず。 結局死ななかったところから考えると、死ぬ度胸がなかったか、あるいは、どこに動脈があるかすら知らなかったのだろう。
そんな解剖学的知識のない人間が、立派に外科手術の範囲に含まれる、インプラント手術などに、そもそも手を出すべきではなかったのだと思う。 公正を期すために、4月12日の立ち入り検査の結果も報告しておきたい。
以下、市保健局報告書からの抜粋である。 アバットメントについては、納品実績がなく、特定の歯科技工所に注文・作成したものを使用していた。
平成15年6月3日に開始され、最終治療日の平成22年1月19日までに、のべ2306名の患者に対し、6091本の埋入手術が行われていた。 手術回数と埋入本数(は歯科医師の保険医停止処分(以降、手術数の急増が目立った。
また、一度に10本以上のインプラント埋入もこの時期から増加している。 事前説明と手術同意書については平成16年2月から平成22年1月までの間にインプラント埋入手術を受けた患者30名のカルテ、レントゲン写真などを抽出して調査を行った。

カルテ内には、治療計画と事前説明の内容については確認できなかった。 手術同意書については、30名中5名に確認できたが、いずれも初診日が平成21年7月以降の患者に限られており、それ以前の患者では確認できなかった。
インプラント治療についてはカルテ調査により、初診当日に埋入手術がおこなわれていた患者が22名(77.3%)に見られた。 また、患者の中には、糖尿病、甲状腺疾患や肝炎キャリアなどの疾患を持つ者も見られたが、カルテからは内科医などとの連携や病状確認のための検査が適切に行われていたかは確認できなかった。
カルテに記載されたインプラント埋入本数と最終レントゲン写真に写るインプラント本数とを比較すると、埋入数と残存数が一致するのは10名のみで、20名(66.7%)には脱落が起きていることが推定された。 30名の埋入総本数は549本で、定脱落数は88本にあたり、脱落数は少なくとも16.0%と推計された。
埋入本数と治療期間に撮影された全レントゲンに貼付されていたインプラント資材のシール数を比較すると、26例では数は一致しているが、シール数の不足するものが4例7枚見られた。 これらの理由については、今後S歯科医師からの直接の聞き取り調査が必要である。
感染予防策については医療法施行規則で定められている院内感染対策のための指針などが策定されていなかった。 また、義務付けられている従事者に対する院内感染対策の研修も行われていなかった。
医療法第6条の10により、本来管理者が医療の安全確保のための措置として準備すべき、感染予防用の手袋を従業員個人に購入させるなどの問題行為が見られた。 改善を求めた内容は下記の通りである。
歯科医師法第23条により、カルテには診療に関する事項として病名及び主要症状、治療方法を記載するように求められているが、記載が不十分である。 医療法第1条の2及び1条の4により、医療を受ける者の意向を十分に尊重し、適切な説明をし、理解を得るよう求めているが、治療計画や治療内容の説明も不十分で手術同意書もとられていない。
行政指導により改善が必要と思われる事項…院内感染対策が十分でない。 インプラント手術実施前の検査が十分でない。

以上、今回の疑惑の概要を説明してみた。 ここで、この疑惑の問題点を列挙し、それについて考えてみる。
1.インプラントの使い回し。 そして、それはなぜいけないのか。
2.事前説明・同意書の欠如。 3.無資格歯科助手の治療行為。
4.インプラントメーカーの責任。 5.地元新聞社、ラジオ局の広告。
6.社会保険制度の行き詰まり。 問題点1インプラントの使い回しについて。

インプラントの使い回しはなぜいけないのか。 それは、インプラント資材の添付文書に『再使用禁止』『再滅菌禁止』とあるからである。
と言ってしまっては身もふたもない。 確かにその通りなのであるが、ダメと言われているからダメなのだでは、まったくなんの説明にもなっていない。
つまり、なぜ『再使用禁止』で『再滅菌禁止』なのかである。

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